この記事では、自作キーボードcocot46plusを組み立てたことを紹介します。こちらのキーボードの大きな特徴は
・トラックボール搭載
・ロータリーエンコーダ搭載
の2点です。
以前、同様なトラックボール搭載キーボードであるKeyball61を使用した際に、トラックボール搭載キーボードの魅力にハマってしまいました。そんな中、aki27さんが販売されているcocot46plusを知り、迷わず購入することにしました。
cocot46plusの組み立てキットはこちらより購入することができます。(個人で調達販売されている&自作キーボードファンに注目されている、ため現在は在庫状況がシビアで入荷待ちは必須のようです。)
用意したもの
cocot46plusの組み立てにあたり、以下のものを用意しました。
・cocot46plus
・ProMicro
・コンスルー
・キースイッチ
・キーキャップ
・トラックボール(直径34mm)
・ロータリーエンコーダ用ノブ
・Micro USBケーブル
・プラスドライバー
・はんだごて
・はんだ
・はんだ吸取り器(もしくは、はんだ吸取り線)←失敗した時の修正用
具体的に今回用意したものは
・cocot46plus
・PrpMicro
・コンスルー2個
・キースイッチ
FEKER Like Holy Panda キースイッチ V2
今まではリニアのスピード軸ばかりを好んで使っていたのですが、今回は趣向を変えてタクタイル軸を選びました。特に、巷でよく聞くHoly Pandaを触ってみたかったので、このスイッチを購入しました。
・キーキャップ
TEX ADA 104 US キーキャップセット
cocot46plusの基盤が黒なので、それに合わせてブラックのキーキャップを選びました。その中でも、キートップが凹んでいるのが好きなので(FILCO MINILA-R Convertibleみたいなのが好き)、ADAプロファイルのキーキャップにしました。
・トラックボール(直径34mm)
主張が激しい色は避け、シルバーにしました。
・ロータリーエンコーダ用ノブ
キーキャップの色に合わせて、ブラック系にしました。
・Micro USBケーブル
・ドライバー類
プラスドライバーは一般的なもので大丈夫でした。いつも愛用している、こちらのドライバーセットを使用しました。
・はんだごて
はんだ付けに用いられる一般的なもので良いと思います。ただし、安物過ぎると温度が上がらなかったり、すぐに故障したりするようなので、今回もレビューの良かったこちらを使用しました。
・はんだ
融点が低めのほうが作業性が良いので、鉛入りのものを使用しました。
・はんだ吸取り器
はんだ付けの失敗は無かったので使用しませんでしたが、万が一に備えて、こちらを用意しました。
完成したもの
制作工程は省きますが、完成したものはこちらになります。キーキャップ・ロータリーエンコーダノブ・基盤の色が統一されていて、一体感を感じられます。LEDをグリーンにすると、黒とグリーンの組み合わせがとてもカッコいいです。また、キートップの印字のレトロ感もマッチしていますね。
打ち心地はと言うと、心地良いコトコト音と確かな手応えがあり、気持ちの良いタクタイル軸でした。初めてHoly Panda系のスイッチを使用しましたが、これはクセになりそうです。
キー配列としては、キー数が少ないので数字や記号の入力に手間取りそうですが、親指キーが8個もあってレイヤーの切り替えをしやすいので慣れれば問題無さそうです。
トラックボールに関しては問題無く使用できており、一般的なトラックボールマウスと遜色無い反応性でした。一点だけ、今後変更したいことは、マウスクリック用のキーのキーキャップを高さのあるものに交換しようと思います。これは、マウスクリックのキーはデフォルトではトラックボールの真下の2つになっているのですが、他のキーと同じ高さのキーキャップにすると、親指を使って押すのが難しかったためです。
最後にもう一つ、このキーボードの良いところをあげると、トラックボール搭載自作キーボードなのに値段が安いということです。Keyballシリーズに比べると組み立てキット自体の値段が安いこともありますが、左右非分離なのでProMicroが1個だけで済むのである程度コストが抑えられます。左右分離であるKeyballのメリットは沢山あるとは思いますが、私個人としては左右非分離のcocot46plusを使ってみて、左右でキー配列に角度が付いていれば十分に快適に使用できると思いました。
まとめ
今回は、自作キーボードのcocot46plusを組み立てたことを紹介しました。
自作キーボードなのでそれなりにお金はかかりますが、それ以上の価値がある一品と思います。はんだ付けに抵抗感が無い人であれば、ぜひお勧めしたいキーボードです。
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