2021年10月に応用情報技術者試験を受験し、合格することができました。
この記事では、私が受験に向けて勉強した内容の記録をご紹介します。
私のスタートライン
・基礎情報技術者試験を受けた経験なし
・20代後半、大学・大学院は応用化学系を専攻
・現職は化学メーカーでデータ科学分野のお仕事を担当
といった感じで情報分野のバックグラウンドはありませんが、業務上の都合で情報分野の一般教養があった方が好ましいので、勉強の動機付けとして受験をすることにしました。
使った参考書・サイト
キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者
応用情報技術者試験の教科書的な本です。結構なボリュームがありますが、解説が分かりやすいのでさらっと読めます。基本的には試験範囲の全体像を把握するために使用しました。kindle版があるのでスマホやタブレットで隙間時間に読んでいました。
私が使用したのは令和03年版ですが、最新では令和04年版が出版されています。
応用情報技術者 午後問題の重点対策
午後問題の対策に特化した本です。過去問集という立ち位置ではなく、過去問を題材に解き方・考え方の要点をまとめた本になっています。午前問題がだいたい解けるようになった段階で読み始めました。
分野ごとに主要な知識のまとめがあるので、それまで詰め込んだ知識の整理にも使えました。ただし、細かく全範囲をカバーしているわけではありませんので、あくまで復習の一助として考えた方が良いです。試験範囲がめちゃくちゃ広いのでカバー漏れはしょうがないかと思います。
私が使用したのは2021年版ですが、最新では2022年版が出版されています。
応用情報技術者試験ドットコム(サイト)
午前・午後の過去問が多数公開されています。解説もしっかりあり、過去問対策はこのサイトだけで十分にできました。過去問の書籍を購入しなくて済んだので金銭的に助かりました。
上記2冊の本で試験範囲はほぼカバーできていましたが、過去問を解くには一部足りない部分もありました。過去問を解く中で知らない知識は、検索してメモっておくことを繰り返しました。
・午前問題
・午後問題
勉強方法と勉強時間
勉強の流れは、
・「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」を2周通読。
・「応用情報技術者試験ドットコム」で午前問題を8割超えるまで解く。この時、直近2回分は試験直前に解くために残しておきました。また、理解が足りてない単語をまとめたノートを適宜作成しながら進めました。午前問題は過去出題と同じ問題がでる傾向が強く、過去問を遡るうちに見たことある問題が沢山あるようになりました。
・「応用情報技術者 午後問題の重点対策」を1周通読。午後問題は、情報セキュリティ(必須)、経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、組込みシステム開発、情報システム開発、システム監査に絞りました。
・「応用情報技術者試験ドットコム」で午後問題を5回分ずつ解く。この時、直近2回分は試験直前に解くために残しておきました。
・試験直前に、直近2回分の午前・午後問題を解いた。
といった流れで、(途中ダラけた時期もあったので)全部で4か月ほどかかりました。各項目にかけた時間は以下の通りです。
勉強内容 | 時間 | |
(1) | 「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」 2周通読 | 2か月 |
(2) | 「応用情報技術者試験ドットコム」で午前問題8割超え | 3週間 |
(3) | 「応用情報技術者 午後問題の重点対策」を1周通読 | 2週間 |
(4) | 「応用情報技術者試験ドットコム」で午後問題を5回分ずつ | 2週間 |
(5) | 試験直前に、直近2回分の午前・午後問題 | 2日 |
午後問題の選択分野で勉強したのは以下の分野です。
分野 | 選択理由 |
経営戦略 | 専門知識が少なく、問題文を読めば解ける簡単な問題が多いため、 出題されたら優先的に解くことにした。 |
プログラミング | 業務でpythonを使用しているため、優先的に選択した。 |
システムアーキテクチャ | 過去問で、比較的簡単な問題が多かった印象だったので選択。 |
組込みシステム開発 | こちらも同様に、比較的簡単な問題が多かったため選択。 |
情報システム開発 | こちらも同様に、比較的簡単な問題が多かったため選択。 |
システム監査 | 問題文を読めば解ける出題の過去問もあったので選択。優先度は低め。 |
ネットワーク、データベースについては、実務の経験も無かったため選択しませんでした。
また、実際に試験当日に解いた問題は、経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、組込みシステム開発でした。
受験結果
上記の勉強をした後、2021年10月に応用情報技術者試験を受験しました。その結果、合格することができました!
午後問題で経営戦略が出題されたのはラッキーでした。午前問題は過去問と共通の問題が多く、さらさら解答できたと思います。全体として8割を超えているので、効率的に受かるためであれば勉強量は過剰だったかもしれません。
最後に
この記事では、私が実施した応用情報技術者試験の勉強方法を紹介しました。この記事が、これから受験を予定している方の参考になれば幸いです。
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